トーシロ囲碁戦記 棋譜・詰め碁・手筋・定石集

9路・13路・19路について、囲碁のド素人(トーシロ)が囲碁について語ります。序盤の石の方向性からヨセの計算、詰碁、手筋、定石の他、ソフト、私の打った棋譜から好手・悪手・手割り等を検討、どういう打ち方をすると効率がいいか見ていきます。

◆Igo オオゲイマジマリの33入り

初心者の方が苦手な、33入りの打ち方について解説します。 周囲の状況などにより打ち方が変わりますが、 今回は、最もオーソドックスな変化の1つ、白を押し込める変化を見てみます。 33入りで最も多くみられる変化。 今回は、オオゲイマに打った石があるため、通常の33入りより黒が強気に打てます。

◆Igo 白の生き方について

白の1子が黒に抱えられそうで心配になるかもしれません。 しかしながら、以下のように白の1子を守るのはいけません。 黒2の後、黒4アテ、黒6アテと、隅の白が丸ごと頓死してしまいます。 こうなるとオワ、黒は地が確定した上、厚みも築きました。 正しくは、ハネる一手となります。 黒が白の1子を抱えると、白3のアテが厳しく、これは黒がいけません。 黒2オサエ、白3ツギといった進行になります。

◆Igo 33入りから一段落の形まで

黒が白1子を抱えた場合、白は黒を切って行きます。 ちなみに、この後の変化は多少シチョウを含みます。 上図の状況では、白の勝ちとなります。 ※黒がオオゲイマ+αの形で、このような変化になった場合、  白の33入りが潰れになることもあるので注意。 白の33入りが成立する場合は、このようになって一段落。 黒の厚みと白の実利できれいにわかれました。
◆Igo 黒の打ち込みの対処例
黒1の打ち込みに対し、白2と守るのはいけません。 黒5と、白3子をアタられて、隅の白一団が全滅してしまいます。 アタリを避けても無駄な足掻きで、黒7まで、二眼を作ることが出来ません。
◆Igo 打ち込まれた場合の対処法
黒1と打ち込まれた場合、白2と1線に並びましょう。 この後、打つとした場合、黒5まで。 ここまでで、白無条件生きの形、白は手抜くことが可能です。 ※ちなみにこの変化はそこそこ出てくるので覚えておくといいです。  囲碁クエスト初段くらいの人でも、たまに打ち方を間違えている人がいます(無条件死コース)  咎められれば、余程のことがない限り勝ち確定です。 TOPに戻る:囲碁戦記
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