◆Igo 囲碁の手筋問題1
実戦譜からの部分図です。
対局相手が白1というような悪手を打ってきました。
恐らくですが、相手はこちらの眼形を脅かすということで打たれたのだと思います。
いや、だがこの手はあまりにも……
実戦では、この一手が敗着になりました。
ぱっと見ノーリスクですから、つい打ってしまったのかもしれません。
↓にスクロールすると解答があります。
そんなに難しい話ではないので、ちょっとだけ先を読んでみてください。
◆Igo 手筋問題1の解答
さらっと切り返すと気持ちいいですね。
相手がこの後、何も考えずに抱えてきたのが何とも……
※よく見てもらえば判ると思いますが、上辺の白２子がアタリされて、
切断される危険性を孕んでいます。
◆Igo 実戦での変化
実戦では、相手が抱えてきたので、黒4のアテから中央の白4子が孤立しました。
右辺から右下にかけて黒の勢力圏だったため、オワです。
白5と白2子を助けたのも微妙。
白4子の逃げ出しに一縷の望みを託すってことなのでしょう。
◆Igo ほかの変化図
かといって、白3のように我慢するのもあんまり……
白5と白7はどちらが先でも無関係、左上の黒は無条件生き
（元々、大石なんて早々潰れるものではない）
多少ですが、嫌みの残っている部分をこんな形でまとめられると、
とてもじゃありませんが、勝負になりません。
◆Igo 白が悪くなってしまった原因
白１でミスをしたのに、強引に打ってさらに傷口を広げてしまった。
この場合、いっそのこと白は一手別に打って、2子を捨てながら4子と繋がるほうがいいかも。
そもそも白１とハネず、サガリくらいに打っておけば何事も無かったですが・・・、
実戦進行、明らかに弱点があるのに、補強しないというのは、明らかにナメプで、
負けて当然と言えるでしょう。
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囲碁戦記