トーシロ囲碁戦記 棋譜・詰め碁・手筋・定石集

9路・13路・19路について、囲碁のド素人(トーシロ)が囲碁について語ります。序盤の石の方向性からヨセの計算、詰碁、手筋、定石の他、ソフト、私の打った棋譜から好手・悪手・手割り等を検討、どういう打ち方をすると効率がいいか見ていきます。

◆Igo 詰め碁問題 No.3

今回は、今までと比べてかなり簡単な問題となっております。 一見すると白がぼろぼろに負けているように見えますが、全体的に黒の薄みが目立ちます。 白が黒の薄みを付いていけば、黒は自然と瓦解していくことでしょう。 白先、コミは6目半となります。 部分的な手筋の集合問題。 本当はもうちょっと複雑にしたウルトラCみたいな問題にしたかったのですが、 盤が狭くて、これ以上の複雑化が難しい。 打つところが少ないため、簡単に解かれてしまいそうなのが悔しいですね。 ↓以下、解答(今回は一本道なので、解答をそのまま掲載します)

◆Igo 詰め碁の解答

今回の詰め碁は、白の2連打が肝となっています。 一手目さえ判れば、後は芋づる式に解けると思います。 詰め碁解答 白1手目(図番号1) まずは、左上の黒5子にアタリをかけます。 この石が取られると形勢不利になるため、 黒は図番号2(下図)の位置に打ってアタリを回避するよりありません。

◆Igo 放り込みからの手筋

黒2の後、白には左下と右辺を見合いにする手があります。 詰め碁解答 白2手目(図番号3) ここで白3と放り込むのがいい手で、黒はもう打つ手がありません。 要の黒3子が抜かれたら、もう駄目です。 詰め碁解答 白3手目(図番号5) となると、図のように抜くしかないのですが、 白5と打たれ、左下の両アタリと右辺のコウが見合いになります。 こうなってはもう、どうにもなりません。 黒はコウ材がないため、コウで粘ることが出来ません。 また、左下も白から打たれたら頓死する形になっています。 黒はどう打ってもコミを出せません。
◆Igo 手順前後の悪例
白3で白5の位置に打ってしまった場合、白は勝つことが出来ません。 理由としては、白がコウに勝てないためです。 悪い参考図 5手目まで 先に、左下の黒へのアタリを決めてしまうと、 左右を見合いにすることが出来なくなってしまいます。
◆Igo 白の大失敗
こうなってしまうと、白の打つ手がありません。 悪い参考図 6手目まで ここでコウをしかけても6とすぐに取られて、 白からのコウ材が盤上にありません。 TOPに戻る:囲碁戦記
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