トーシロ囲碁戦記 棋譜・詰め碁・手筋・定石集

9路・13路・19路について、囲碁のド素人(トーシロ)が囲碁について語ります。序盤の石の方向性からヨセの計算、詰碁、手筋、定石の他、ソフト、私の打った棋譜から好手・悪手・手割り等を検討、どういう打ち方をすると効率がいいか見ていきます。

◆Igo 9路盤におけるマネ碁

マネ碁と言えば、1手目天元による黒番マネ碁(太閤碁)が有名ですが・・・ 現在ではコミがあるため、黒は真似をするだけでは勝てません。 逆に、コミのルールが出来たことにより、 白が天元を打たず、黒の真似を続けるという、白番マネ碁が生まれました。 初心者さんとマネ碁 マネ碁慣れをしていないと、一体どう咎めればいいのか? どうやっても上手くいかない、コミがあって負けてしまう・・・ という悪夢のような状況に陥ります。 ※マネ碁の実戦譜、黒23手目まで、これで白が参っています。

◆Igo 囲碁の中級者さんとマネ碁

ある程度、囲碁、マネ碁に慣れてくると・・・、 黒番マネ碁に対しては、天元にツケる。 白番マネ碁に対しては、天元に打ってマネ碁を終わらせる。 こういった対処をする人が多いです。 しかしながら、白番マネ碁において、天元の石がうまく働くように打つのは難しい。 何も考えず、マネ碁を終わらせようとして天元に打つと・・・、 天元に打った石をうまく利用できず、劣勢に立たされるといったことが多い。 マネしている方が、一方的に作戦勝ちする。 という進行ですと、ものすごい癪ですよね。

◆Igo 主導権を手放さない

マネされる側にとって、唯一の武器が主導権を取れること。 相手がマネしたくなるような厳しい手を打ち続けながら、 自分が有利になるよう、局面を誘導していく必要があります。 甘い手は許されない 一手でも甘い手を打つと、相手はマネ碁をやめて、もっといい手を打ってきます。 こういった状況になると、すでに劣勢、厳しい戦いになってしまいます。 白番マネ碁実践例(9路盤) 囲碁クエスト等、9路盤対局では時々、 某教えたがりさん等、そっくりそのまま手を真似る人がいます。 安全な打ち方だと、主導権を生かせません。 思いっきりツケていくような手段が推奨されます。 主導権があるため、攻め合いのような状況になると、 ミスをしていない限り、必ずマネをされている側が勝ちます。 白の中央白3子を取り込めますが、その打ち方は黒甘い。 白からの返し技を食らってしまう(中央を捨て、白が主導権を握る)ため、 もっと貪欲な打ち方をしないといけません。 天元に打って、マネ碁を強制終了。 ここまでくれば、もはや黒の勝利は揺るがない。
◆Igo 天元から先のマネ碁
黒が天元に石を打つと、マネ碁が終了。 あとは天元に打った石の働き具合と、力勝負で勝敗が決まります。 左上黒が危なく見えますが、 黒3手+隅のマジック vs 白4手 攻め合いは黒の勝ちとなります。
◆Igo 甘い打ち方が許されない
以下の図のように、黒3と打つのは許されません。 中央の白3子を取ることはできるのですが・・・、取っただけという進行に・・・ コミ分以上の得を出すのが至難の業、というより不可能かもしれません(黒必敗?) ※この後、中央の白3子を取りに行かない変化でも勝つ図が見えない。  この黒3の手は「わちき許されない」という手です。 今回例に挙げた実戦譜でも、どこかで黒に隙が生じている筈です。 極論ですが、天元を打つまでに、一手でも主導権が握れない手があった瞬間、白の勝ち。 (黒がミスしないか、白が黒の隙に気づけなければOKじゃないけど、OK  このほか、白がマネ碁をやめ天元(悪手であること)に打たなければならない状況に導いてもOK) TOPに戻る:囲碁戦記
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