◆Igo 9路盤におけるマネ碁
マネ碁と言えば、1手目天元による黒番マネ碁(太閤碁)が有名ですが・・・
現在ではコミがあるため、黒は真似をするだけでは勝てません。
逆に、コミのルールが出来たことにより、
白が天元を打たず、黒の真似を続けるという、白番マネ碁が生まれました。
初心者さんとマネ碁
マネ碁慣れをしていないと、一体どう咎めればいいのか?
どうやっても上手くいかない、コミがあって負けてしまう・・・
という悪夢のような状況に陥ります。
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※マネ碁の実戦譜、黒23手目まで、これで白が参っています。
◆Igo 囲碁の中級者さんとマネ碁
ある程度、囲碁、マネ碁に慣れてくると・・・、
黒番マネ碁に対しては、
天元にツケる。
白番マネ碁に対しては、天元に打って
マネ碁を終わらせる。
こういった対処をする人が多いです。
しかしながら、白番マネ碁において、天元の石がうまく働くように打つのは難しい。
何も考えず、マネ碁を終わらせようとして天元に打つと・・・、
天元に打った石をうまく利用できず、劣勢に立たされるといったことが多い。
マネしている方が、一方的に作戦勝ちする。
という進行ですと、ものすごい癪ですよね。
◆Igo 主導権を手放さない
マネされる側にとって、
唯一の武器が主導権を取れること。
相手がマネしたくなるような厳しい手を打ち続けながら、
自分が有利になるよう、局面を誘導
していく必要があります。
甘い手は許されない
一手でも甘い手を打つと、相手はマネ碁をやめて、もっといい手を打ってきます。
こういった状況になると、すでに劣勢、厳しい戦いになってしまいます。
白番マネ碁実践例(9路盤)
囲碁クエスト等、9路盤対局では時々、
某教えたがりさん等、そっくりそのまま手を真似る人がいます。
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安全な打ち方だと、主導権を生かせません。
思いっきりツケていくような手段が推奨されます。
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主導権があるため、攻め合いのような状況になると、
ミスをしていない限り、
必ずマネをされている側が勝ちます。
白の中央白3子を取り込めますが、
その打ち方は黒甘い。
白からの返し技を食らってしまう(中央を捨て、白が主導権を握る)ため、
もっと貪欲な打ち方をしないといけません。
天元に打って、マネ碁を強制終了。
ここまでくれば、もはや黒の勝利は揺るがない。
◆Igo 天元から先のマネ碁
黒が天元に石を打つと、マネ碁が終了。
あとは天元に打った石の働き具合と、力勝負で勝敗が決まります。
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左上黒が危なく見えますが、
黒3手+隅のマジック vs
白4手
攻め合いは黒の勝ちとなります。
◆Igo 甘い打ち方が許されない
以下の図のように、黒3と打つのは許されません。
中央の白3子を取ることはできるのですが・・・、取っただけという進行に・・・
コミ分以上の得を出すのが至難の業、というより不可能かもしれません(黒必敗?)
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※この後、中央の白3子を取りに行かない変化でも勝つ図が見えない。
この黒3の手は「わちき許されない」という手です。
今回例に挙げた実戦譜でも、どこかで黒に隙が生じている筈です。
極論ですが、天元を打つまでに、
一手でも主導権が握れない手があった瞬間、白の勝ち。
(黒がミスしないか、白が黒の隙に気づけなければOKじゃないけど、OK
このほか、白がマネ碁をやめ天元(悪手であること)に打たなければならない状況に導いてもOK)
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囲碁戦記