◆Igo 棋聖戦とは？
棋聖戦は、読売新聞（スポンサー）主催の国内棋戦で、囲碁七大棋戦のタイトルの１つに数えられる。
棋戦の参加資格は、プロ棋士であることが条件で、
優勝すれば棋聖位、タイトルホルダーとなる。
名前の由来について
過去に多大な実績を挙げた棋士は、棋聖や碁聖と呼ばれます。
棋聖戦や碁聖戦は、ここから名前を肖っています。
将棋においても、棋聖位が存在するため、
碁聖より、棋聖の方が知名度が高いです。
※棋聖、名人、王座、
この３つのタイトルは、将棋と囲碁のどちらにも存在します。
◆Igo 棋聖戦の挑戦手合いについて
囲碁の棋戦は、予選、本戦、リーグやトーナメントにより、１年を通じて争われます。
※予選から挑戦手合いまで時間がかかるため、
タイトル戦の裏で、もう次の予選がはじまったりしています。
棋聖戦のスケジュール
棋聖戦の挑戦手合いは、１月～３月（トーナメントは前々年の１１月より）
女流棋聖戦の挑戦手合いは、１月～２月（予選は前年の６月より）
棋聖戦の挑戦手合いは、七番勝負の２日制。
※７戦（第１局、第２局、第３局、第４局、第５局、第６局、第７局）
どちらかが先に４勝すれば、そこで終わりです。
タイトル防衛か奪取かが決定します。
棋戦年間スケジュール概要（日本棋院）
http://www.nihonkiin.or.jp/match/schedule.html
※詳しい、タイトル戦の日程や対局場は、スポンサーサイトをご確認ください。
| 棋聖戦について |
|---|
| スポンサー | 賞金額 | 挑戦手合い | 何時から？ | リーグなど | 出場資格 |
|---|
| 読売新聞 | ４，５００万円 | 七番勝負 | ２日制 | １９７６年～ | S・A・B・C | 全プロ棋士 |
|---|
| 日本棋院 | 女流 ５００万円 | 三番勝負 | １日制 | １９９７年～ | １６名トーナメント | 女流棋士 |
|---|
※賞金は平成２８年１２月時点のもの。
七大タイトルの序列は、伝統や格式ではなく、賞金額で決まります。
このため、賞金額などの変更があると、
七大タイトルの序列変更が生じる場合があります。
※棋聖、名人、本因坊の三大棋戦は、
同名の女流タイトル（女流棋聖、女流名人、女流本因坊）が存在します。
◆Igo 挑戦者の決定方法
棋聖戦のタイトル挑戦者は、リーグ戦の成績で決まります。
Sリーグ６名、Aリーグ８名、B１・B２リーグ各８名、Cリーグ３２名。
この６２名の中で優勝したものが、挑戦者となる訳です。
S～Cの各リーグ優勝者が決まった後（Sリーグのみ準優勝者も）
① Cリーグ優勝者 vs Bリーグ優勝者
② Aリーグ優勝者 vs ①の勝者
③ Sリーグ準優勝者 vs ②の勝者
④ Sリーグ優勝者 vs ③の勝者
リーグと、トーナメントを勝ち抜いてようやく挑戦者が決定します。
※ちなみにCランク未満の棋士は、リーグ入りを目指してトーナメント戦をします。
Cリーグの昇格・没落定員は、１６名。
日本の囲碁のプロ棋士は約４７０名、棋聖戦リーグ入り出来るのは６２名。
リーグ入りするだけでも、大変ですね。
※女流棋聖戦は、リーグ制ではありません。
◆Igo 棋聖戦の棋譜や速報
棋聖戦の棋譜については、スポンサーの読売新聞に権利があるため、
以下のサイトを閲覧ください。
読売オンライン
http://www.yomiuri.co.jp/culture/igoshougi/
囲碁・将棋ページ、
棋聖戦タブより。
※リーグや挑戦手合いの結果、速報のほか、ライブ生中継、
棋譜の再生、再現動画、解説などが見られます。
※棋譜再生にはソフトのダウンロード（無料）が必要です。
◆Igo 2chの棋聖戦スレッド他
【囲碁】棋聖戦総合スレッド
Part60
http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/gamestones/1468502904/
※七大棋戦（棋聖、名人、本因坊、碁聖、王座、天元、碁聖、十段）
この全てを一回以上保持する事をグランドスラムと呼びます。
※三大棋戦（棋聖・名人・本因坊）
この３つを同時に保持することを、大三冠と呼びます。
※まずあり得ませんが七大タイトルを独占すると七冠となります。
史上初の達成者は、井山裕太七冠です。
※タイトルを５連覇、または通算１０期以上獲得した場合。
名誉棋聖、名誉名人、名誉本因坊、名誉王座、名誉天元、名誉碁聖、名誉十段
その棋士は、引退後または６０歳以降に名誉称号を名乗ることができます。
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